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tips:dos:freedos:dosv [2025/09/25 18:22] – [ゆうめいどころ : FreeDOS/V 2006.01] asaasatips:dos:freedos:dosv [2025/09/29 04:41] (現在) – [FreeDOS 1.4 (2025) のみでできる限り日本語なPC対応にもっていく] asaasa
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 ===== ゆうめいどころ : FreeDOS/V 2006.01 ===== ===== ゆうめいどころ : FreeDOS/V 2006.01 =====
   * Web Archive になりますが : [[https://web.archive.org/web/20230531233901/http://dos.minashiro.net/freedosvd.html|FreeDOS/V 珠洲版]]   * Web Archive になりますが : [[https://web.archive.org/web/20230531233901/http://dos.minashiro.net/freedosvd.html|FreeDOS/V 珠洲版]]
 +
 +===== FreeDOS 1.4 (2025) のみでできる限り日本語なPC対応にもっていく =====
 +  * 大前提 : MS-DOS 6.20 (PC-98版、DOS/V版) 相当の利用知識はもちあわせていること。
 +  * 仕様
 +    * FreeDOS 純正バイナリのみを使う
 +    * 日本語106キーボードに対応する
 +    * IDE/ATAPI接続のDVDドライブをよめる
 +    * フォント操作はしない (ゆえに日本語は文字化けする) という制限事項な割り切り
 +  * 組み立て環境 : Oracle VirtualBox 最新Ver。 動作確認は86Box も可。(VMwareをメインで用いないのは、DOS/V化すると墜落することがあるから)
 +  * 構築先 : 作業用に500MB~2GB程度のvhd HDDイメージ、最終的には 1.44MB rawベタ ( .flp とかのベタなフロッピー形式) に収まるようにする
 +    * FreeDOS 由来は \dos\ に、フリーウェア類の実行ファイルは \bin\ に、デバドラは \dev\ におさめる。
 +    * システムファイルである KERNEL.SYS COMMAND.COM FDCONFIG.SYS FDAUTO.BAT はルートディレクトリに配置。
 +
 +==== 事前準備 : HDD への FreeDOS 1.4 2025 のインストール ====
 +CDブートして、DOS Plain でHDDイメージに導入する。インストール時に言語は英語、キーボードはJapaneseを選んでおく。
 +
 +C: から起動して、FDCONFIG.SYS を観察。(EDIT コマンドを使う)
 +
 +keyb.exe と keyboard.sys のふたつがキモとわかるので、フロッピーイメージを準備 (FORMAT /S A: でシステムこみこみのフロッピーにする)
 +
 +==== システム入りフロッピーにファイル追加などをする ====
 +
 +DIR A: したら COMMAND.COM KERNEL.SYS の2つがある状態から。
 +
 +=== エディタのコピー ===
 +
 +エディタがないと困るのでフロッピーにコピーする。
 +<code>
 +C:\FREEDOS\BIN\> copy EDIT.* a:
 +</code>
 +
 +=== 日本語キー対応 ===
 +<code>
 +C:\> cd \freedos\bin
 +C:\FREEDOS\BIN> copy keyb.exe a:
 +C:\FREEDOS\BIN> copy keyboard.sys a:
 +C:\FREEDOS\BIN> a:
 +A:\> edit autoexec.bat
 +</code>
 +
 +autoexec.bat の中身
 +
 +<code>
 +@echo off
 +lh a:\keyb.exe JP,932,a:\keyboard.sys
 +</code>
 +
 +これでフロッピーからブートして検証。コロンとか @ とかといった英語・日本語キーボードで異なるキーを入力して日本語106キーが適用されていることを確認する。
 +
 +=== DVDドライブ対応 ===
 +
 +C:\FreeDOS\BIN\CDROM.BAT を EDIT で開いて観察。重要そうなワードを切り出す。
 +
 +ERRORLEVEL 多発の行の寸前にある SHSUCDX コマンドが MSCDEX に相当するとわかる。
 +
 +「DEVID FDCDX001」もメモしておく。Oracle VirtualBox の場合、UDVD2 を用いていることがわかるため、UDVD2もメモ対象に。
 +
 +UDVD2 は devload を用いてロードしているため、devload コマンドもいる。
 +
 +以上を反映させるため、 UDVD2.SYS SHSUCDX.COM DEVLOAD.COM の 3 ファイル (C:\FreeDOS\BIN 以下) を A: にコピー。
 +
 +A:\AUTOEXEC.BAT を開き、末尾に追加。
 +<code>
 +devload /h A:\UDVD2.SYS /D:FDCDX001
 +lh shsucdx /QQ /~ /D:FDCDX001,X
 +</code>
 +
 +以上でフロッピー起動を試みるが、XMS がないと常駐失敗する模様なので、メモリ関連も組み込む。
 +
 +必要になるのは FDCONFIG.SYS から察するに、 HIMEMX.EXE JEMM386.EXE あたりなので、これをベースにファイルを C: からコピーし、 CONFIG.SYS を A:\ に作成。
 +
 +<code>
 +lastdrive=z
 +buffers=20
 +files=40
 +
 +dos=high
 +dos=umb
 +dosdata=umb
 +device=himemx.exe
 +device=jemm386.exe noems novme noinvplg
 +shellhigh=command.com a:\ /e:1024 /p=a:\autoexec.bat
 +</code>
 +
 +
 +
 +
 +
 +
  
  • tips/dos/freedos/dosv.1758792179.txt.gz
  • 最終更新: 2025/09/25 18:22
  • by asaasa