FreeDOS - DOS/V 化計画
ゆうめいどころ : FreeDOS/V 2006.01
- Web Archive になりますが : FreeDOS/V 珠洲版
FreeDOS 1.4 (2025) のみでできる限り日本語なPC対応にもっていく
- 大前提 : MS-DOS 6.20 (PC-98版、DOS/V版) 相当の利用知識はもちあわせていること。
- 仕様
- FreeDOS 純正バイナリのみを使う
- 日本語106キーボードに対応する
- IDE/ATAPI接続のDVDドライブをよめる
- フォント操作はしない (ゆえに日本語は文字化けする) という制限事項な割り切り
- 組み立て環境 : Oracle VirtualBox 最新Ver。 動作確認は86Box も可。(VMwareをメインで用いないのは、DOS/V化すると墜落することがあるから)
- 構築先 : 作業用に500MB~2GB程度のvhd HDDイメージ、最終的には 1.44MB rawベタ ( .flp とかのベタなフロッピー形式) に収まるようにする
- FreeDOS 由来は \dos\ に、フリーウェア類の実行ファイルは \bin\ に、デバドラは \dev\ におさめる。
- システムファイルである KERNEL.SYS COMMAND.COM FDCONFIG.SYS FDAUTO.BAT はルートディレクトリに配置。
事前準備 : HDD への FreeDOS 1.4 2025 のインストール
CDブートして、DOS Plain でHDDイメージに導入する。インストール時に言語は英語、キーボードはJapaneseを選んでおく。
C: から起動して、FDCONFIG.SYS を観察。(EDIT コマンドを使う)
keyb.exe と keyboard.sys のふたつがキモとわかるので、フロッピーイメージを準備 (FORMAT /S A: でシステムこみこみのフロッピーにする)
システム入りフロッピーにファイル追加などをする
DIR A: したら COMMAND.COM KERNEL.SYS の2つがある状態から。
エディタのコピー
エディタがないと困るのでフロッピーにコピーする。
C:\FREEDOS\BIN\> copy EDIT.* a:
日本語キー対応
C:\> cd \freedos\bin C:\FREEDOS\BIN> copy keyb.exe a: C:\FREEDOS\BIN> copy keyboard.sys a: C:\FREEDOS\BIN> a: A:\> edit autoexec.bat
autoexec.bat の中身
@echo off lh a:\keyb.exe JP,932,a:\keyboard.sys
これでフロッピーからブートして検証。コロンとか @ とかといった英語・日本語キーボードで異なるキーを入力して日本語106キーが適用されていることを確認する。
DVDドライブ対応
C:\FreeDOS\BIN\CDROM.BAT を EDIT で開いて観察。重要そうなワードを切り出す。
ERRORLEVEL 多発の行の寸前にある SHSUCDX コマンドが MSCDEX に相当するとわかる。
「DEVID FDCDX001」もメモしておく。Oracle VirtualBox の場合、UDVD2 を用いていることがわかるため、UDVD2もメモ対象に。
UDVD2 は devload を用いてロードしているため、devload コマンドもいる。
以上を反映させるため、 UDVD2.SYS SHSUCDX.COM DEVLOAD.COM の 3 ファイル (C:\FreeDOS\BIN 以下) を A: にコピー。
A:\AUTOEXEC.BAT を開き、末尾に追加。
devload /h A:\UDVD2.SYS /D:FDCDX001 lh shsucdx /QQ /~ /D:FDCDX001,X
以上でフロッピー起動を試みるが、XMS がないと常駐失敗する模様なので、メモリ関連も組み込む。
必要になるのは FDCONFIG.SYS から察するに、 HIMEMX.EXE JEMM386.EXE あたりなので、これをベースにファイルを C: からコピーし、 CONFIG.SYS を A:\ に作成。
lastdrive=z buffers=20 files=40 dos=high dos=umb dosdata=umb device=himemx.exe device=jemm386.exe noems novme noinvplg shellhigh=command.com a:\ /e:1024 /p=a:\autoexec.bat